トヨタ クラウンマジェスタ ルーフの塗装剥がれ修理例

屋根の上の塗装がはがれてきてしまったため、塗装を行う修理を始めます。

表面のクリアー層に劣化が進んでしまい、はがれ始めてしまいました。

修理あとが出にくいように出来るだけ劣化した塗膜を除去する必要があります。

ルーフモール左右を破損させないように取り外してから、ルーフパネルと隣接する部分に養生を行い、道具でダメージを作らないように注意しながら作業に取り掛かりました。

ダブルアクションサンダーを使用して劣化の進んだ塗膜の研磨を行っています。

パネルのフチは当て板を使用し、手作業にて研磨を行いました。

ペーパーの番手を120、180、240番まで上げて仕上げ研ぎを済ませてからサフェーサーを塗装する為のマスキングを行っています。

シリコンオフで脱脂を行った後にタッククロスを使用しながらエアーブローを行い、サフェーサー塗装においても異物の付着が少なくなるように努力しました。

硬化剤と化学反応を起こして硬化が進む二液型サフェーサーを使用しているので、太陽光やヒーターを使用して充分な硬化状態にならなければサフェーサーの研磨を行いません。

硬いファイルを使用して整形と肌目を落とし、ダブルアクションサンダーで800番までペーパーの番手を上げて仕上げの研磨を行っています。

研磨時に発生した粉の清掃を行い、塗装の為のマスキング作業にかかりました、

ガラスモールのモールディングには、差し込んで浮かすトリムテープを使用することによりマスキングあとが出来るリスクを減少させました。

202ブラック色のカラーべース塗装を終えてから十分にベースの溶剤分を蒸発させ、トップコートクリアーの塗装を行っています。

すて吹き、1回目、2回目と3回に分けて塗装を行います、二回目と三回目の間は時間をおき溶剤分がある程度揮発してから仕上げの三回目にかかりました。

使用しているトップコートは日本ペイント製GLクリアーを使用しています。

塗装後に日光を利用して硬化を促進させました、マニュアル上60度20分でポリッシングにかかれますが数時間おいているので確実に硬化反応が進み、サフェーサーと同様に十分に硬化させることにより後々の艶引き、ニジ輪が発生しにくくなります。

ポリッシングを行いルーフモールを組み付け完成しました。

 

この度はT様 誠にありがとうございました

 

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