三菱 ギャランフォルティス リアゲート塗装修理例
経年劣化により塗装面がはがれてきてしまいました。
構造上水がたまり、残りやすい部分からはがれてきています。
ウオッシャーノズルの下の部分もはがれてきてしまいました、
はがれていない部分も塗膜の劣化が進んできているので剥離を行ってから塗装に移ります。
バックドアガラスを外し、バックドアも外すのでバックドアの分解にかかりました。
車内に溶剤分や、研いだ粉が入ると異臭の原因になるので開口部は必ずふさぎます。
ハイマウントストップランプのパッキンを貼りなおしました。
ガラスを外すことにより劣化した塗膜を完全に除去できます。
シングルサンダーを使用して塗膜の剥離作業に移りました。
車両からドアを取り外すことにより回り込んだ部分まで修理を行えます。
細部は削りすぎないようにタワシのベルトサンダーを併用して旧塗膜を研ぎ落しました。
塗膜の剥離が完了しました。
通常ではサフェーサーを塗装するのですが、水が溜まりやすい部分に密着の良いジンクプライマーを塗装しました。
ジンクプライマーを加熱硬化させた後に研磨を行い、汎用の塗装ハンガーにセットして二液型サフェーサーを塗装します。
そまりが良いようにホワイト系のサフェーサーを塗装しました。
加熱硬化後にサフェーサーの研磨にかかりました、サンダーの痕があるので黒いガイドコートを使用して痕を残さないように滑らかにサフェーサー表面を仕上げました。
一部、シーリングが割れていたので一周ひきなおしを行いました。
塗装前のマスキング作業に移りました、少し回り込んだシーラーのキワまで塗装を行います。
ブースのハンガーにセットしてシリコンオフによる脱脂を行いタッククロスとエアーブローで表面の毛埃等を清掃しています。
白いベースコートは三回、パールベースは四回、トップコートクリアは三回の塗装で仕上げました。
加熱硬化後に組み付け、ポリッシングを行い、充電をかけながら診断機を使用して異常がないか点検を始めます。
異常個所はすべてリセットが出来て全システム異常なしになりました。
バックドアの脱着、部品も脱着しているのでトリム(内張)を付ける前に一定時間水をかけて水密検査を行います。
みずもれ検査で問題が無い事を確認してトリムを組み付け完成しました。
この度はK様 誠にありがとうございました