ニッサン NV100クリッパー 左リアドア修理例

左側スライドドアにおこってしまった線キズ及びへこみ損傷を修理致します。

スズキエブリーと同型なのでエブリーの御客様にもご参照頂けると幸いです。

こすれて電着塗装が出てきてしまい、後ろ側はへこみが発生していました。

リアドア後ろ側は折れて中に入ってしまったのでシーリングに損傷を与えないようにハンマーと道具を使用して正しい形状に復元しています。

塗装が施されてあったので、塗装を溶剤を使用して拭きとり、損傷部を確認しました。

ヘリ部分は出ているのでへこんだ部分をスタッドを裏焼けしない最小限の電流で使用して引き出しを行いました。

ダブルアクションサンダーを使用して塗膜の段差を滑らかに研ぎフェザーエッジを出してから脱脂を行いヒーターで温度を上げてからパテ付けにかかります。

パテ整形と同時に周辺の線キズ部分に凹みや歪みが無いか。当て板で研ぎ出しサフェーサーを塗装できる状態になりました。

パテを十分に加熱硬化させてからホワイト系の二液型サフェーサーを塗装しました。

サフェーサーも加熱を行い、主剤と硬化剤の硬化反応を進めています。

黒い粉のガイドコートを塗ってから硬い当て板を使用して研磨にかかりました。

サフェーサー研磨後に周辺部の足付け研磨を行いマスキング作業にかかります。

シリコンオフによる脱脂を行いエアーブローとタッククロス拭きで塗装パネルと周辺部の糸ごみや異物を取り除いてから塗料の吹き付けを開始しました。

26U色のカラーべースの塗装を行ってから、トップコートクリアを塗装する2コート仕上げで塗装を完成させました。

加熱硬化後にポリッシングを行い、付着した糸ゴミの除去とプレスライン切り部分を滑らかにしています。

修理パネルと周辺の点検を行い完成しました。

 

この度はM様 誠にありがとうございました

 

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