ボルボ V90 リアバンパー艶消し塗装部の修理例

リアバンパー左側に付いてしまったすりきずを修理していきます。

艶消し塗装部分の修理になります。

電気ヒーターを使用し加熱を行い素材を柔らかくさせて整形の準備を行いました。

温度が上がりバンパー素材が柔らかくなったところで、へこんでいる部分を押し出し元の形状に近くなるように整形を行っています。

ダブルアクションサンダーを使用してキズを滑らかにするサンディング作業に移りました。

硬い当て板を使用してプレスラインを整えています。

キズが残っていますが、これ以上サンディングを行うと形状が正しく整形出来なくなりそうです。

サンディングでは形状が決まらなかったので樹脂用のパテを使用して整形にかかりました。

研ぐ前と研いだ後は加熱を行いパテの硬化を促進させます。

パテ研磨作業にて、形状が整いました。

マスキングを行い、PPプライマーを塗ってからサフェーサーを塗装します。

柔軟性のある樹脂仕様の二液型ウルトラサフファインプラスの塗装を行いました。

加熱硬化後の研磨作業は、ラインが崩れないようにアールの付いたファイルを使用して研磨を行っています。

研磨後につや出しスプレーを使用して形状の点検を行いました。

部品全体に足付け研磨を行い、マスキング作業にかかります。

艶消し色なので、艶消し仕様のトップコートは途中でぼかさず部品全体を塗装するマスキングを行いました。

サフェーサー塗装部にベースカラーの塗装を行っています。

ベース塗装後に艶消し仕様のクリアー塗装を行いました、磨くとツヤが出てしまうので異物が付着しないように心がけました。

加熱を行い塗膜を十分に加熱硬化を進めてから外した部品の組付けを終えて完成しました。

 

この度はT様 誠にありがとうございました

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